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勇気をもって9条を22世紀へ [平和]

Re:へっぶしん:「改憲賛成、戦争反対」の矛盾

私も、そういう意見が多いことが、なにものかのひとりごとを読んで、だんだんわかってきました。これは、矛盾のように僕らには見えるのですが、朝鮮戦争も米ソ冷戦も知らない若い世代にとっては、矛盾ではないのです。

昨今のTVマスゴミからネットでは、「DPR朝鮮は戦後未曾有の脅威」であって、「中国は経済成長によって潜在的脅威」になった、といった論ばかりが幅を利かせます。そして、若い世代の多くは、不安に脅え、「憲法9条は時代遅れ」と思い込まされている。

朝鮮戦争では、米空軍(連合国軍)が、ソ連製中国軍戦闘機に苦戦し、良い勝負であった。連合国軍のマッカーサー元帥は、背後の中国を核兵器攻撃しようとしたくらいだ。貧しくとも中ソの支援を受けたDPR朝鮮は、いまよりもっと現実の脅威であった。

米ソ冷戦では、両国とも水爆をもって対峙し、当時のスイスは核シェルターを作って備えた。米軍はベトナムで苦戦していた。そのとき、にほん国は、何をしていたか。下の写真(上)は、羽田空港を離陸する、アエロフロート/日本航空共同運行モスクワ直行便。わかりにくいですが、前胴の窓の下に、JAPAN AIR LINESの文字と、当時の鶴丸マークがついている。日本海には、その姉妹機(下)などが、日本領空すれすれを偵察飛行していた。

(航空情報別冊世界の航空機、1972より)

これに比べれば、現在の脅威を余りにも恐れすぎて、「9条は時代遅れだ」「自衛隊を自衛軍に」という風潮は、余りにも「意気地がない」。

9条と平和外交は、世界の平和を守るためになっていたと僕は思います。1985年頃以降、日本は経済大国だ、国際社会は、日本は軍事にも寄与することを望んでいる、という論が強まりましたが、だいたい国際社会って何ぞや。日本人の国民性の短所がまた出て、国際社会=USアメリカ、という卑屈な事大主義が、だんだん国民を染めていってしまいました。

青少年諸君、明日の時代は君たちのものです。戦争には行きたくないでしょう? 政府とマスゴミの宣伝に惑わされず、戦後60年の歴史を誇って、9条を22世紀へ持っていこうではありませんか。

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降龍十八章

ソヴィエト崩壊により、日本国内の左翼勢力が衰退した結果、右翼勢力がはばをきかす世の中になってきたせいでしょうね。
憲法・法律と実体が隔離した世の中(アジアには伝統的に多い)では、憲法の条文もむなしいものですね。既に世界第二位の軍事大国ですから。
by 降龍十八章 (2005-11-23 12:35) 

おっは~

なるほど。過去と比べて脅威でないというのは、強力な反論ですね。
でも恐怖は気持ちの問題だからなあ。理屈じゃ恐怖は解消できないから、ブログ上でも平和志向が攻撃されるのでしょうね。
ただ、軍事で対抗すべきという人は、その先を何も言いません。中国や北朝鮮とどんな関係になっていきたいのか、見通しを出せれば、すべき課題も見えてくる気がしますし、説得力も出てくるかもしれません。
by おっは~ (2005-11-23 23:29) 

(

 「勇気をもって9条を22世紀へ」 大賛成です!
そのために現在、21世紀のこの現状をどうやって「夢や希望」に結びつけて行ったらいいのかを皆さんの近くで一緒に考えて行きたいと思っている者です。(身近な署名や小さなデモとかへでも、参加できる時は参加して行きながら、)
by ( (2005-11-24 04:39) 

ナイトトレイン

あれっ?!なんでか名前が消えちゃったです。(11-24 04:39)
by ナイトトレイン (2005-11-24 04:43) 

つよぽん

同感です。外交による信用構築が大切です。ただ、「なにものかのひとりごと」は状況が悪化しています。誰か、救援を、って感じになっています。かわいそうです。多くて意見が強ければ正しい訳ではないのです
by つよぽん (2005-11-24 21:57) 

ふぃっと

左翼という言い方は余り好きではないのですが
このような左翼型のサイトで多いのが情報を丸呑みにしてる形です
もうちょっと突っ込んで調べれば良いと思うのですけど・・・

そもそも白リン=黄リン=赤リンです
化学知ってれば分かりますが白リンの表面に赤リンの膜が出来、それが黄色く見えるので黄リンというわけです
黄リンは水中で保存しますからそれで危険と曲解しているのでしょうか?
ちなみに赤リンはマッチ棒の箱に付いてるこすって発火させる部分ですね

非殺傷兵器つまり音響兵器にも白リンが使われています
「大音響兵器」で海賊撃退、ソマリア沖で米豪華客船
http://cnn.co.jp/usa/CNN200511080018.html
これにも白リンが使われてますね

第9条については突っ込みどころが有りすぎますが、軍隊が戦争をするというわけではないことを分かって欲しいです
戦争の原因は端的に言えば文化の違い、利益問題、それによる世論です
第9条の改正は戦争の発端となり得ることの火消しをすることをするために必要だと思います
第9条で自衛または国際活動以外に活動する自衛隊が作られるようなら私も反対しますが
ミサイルの試射目標にされ、領土を一部占拠され、原潜が領海内にはいっても平和というのは流石に楽観的すぎます
後世界第二位の軍事国家とか妄想を書くのも止めた方が・・・
どう考えても嘘ですし、軍事国家を辞書を引いてみてください
by ふぃっと (2005-11-25 10:25) 

ナイトトレイン

 フィットだって?(ブッシュにぴったり寄り添うコイズミみたいにフィット!)
へっ!笑わせんじゃないぜ! また出やがったかチンケな右翼かぶれが!
 軍隊は戦争するんだよ!(お前らみたいのにゃ、そのために9条が邪魔なんだって、今ここでお前自身言ってる訳じゃねいか!浅はか奴!)大体お前は戦争のメカニズムについての勉強が足りなさ過ぎる!

 「ミサイルの~」から後の部分はお前が同じことをアメリカに言ってこいよ!

 文句があるなら、こういう真面目な人のブログでのたくってないでぼくのブログで相手になってあげますよ、朝テレだか右翼漫画だか見過ぎのミニ右翼お宅君!(from : ウエブリ・ブログ)どうせちゃんと来ることは出来ない奴だろうがね。言っておくが反共さんのブログ上では以後一切相手にしない。他の方々に迷惑だ。 (他の方々は大人で、こんな詰まらん奴はちゃんと無視しておられるので、ちょこっと、、、(^o^)/")
 
by ナイトトレイン (2005-11-27 14:03) 

ナイトトレイン

 あっ、またしまった!誤字です、「反共」じゃなかった。
『半!』共さん、失礼しました。 (>。<)"
by ナイトトレイン (2005-11-28 01:57) 

luxemburg

半共分子さん、こんばんは。
「国際社会の現実は」と発言すると、それだけで何か軍備が必要であるかのような気になる人がたくさんいるのが異常ですね。
コスタリカの人がいう「国際社会の現実」はもっと善意に満ちたもののようです。こう書くと「コスタリカはアメリカの軍事力の傘の下にあるから平和なのです」という「国際社会の現実」を知らない人が反論するのが笑えます。
あと、スイスでは「民間防衛」という本を各戸に配っているなどというデマを言って、勝手な「国際社会の現実」を妄想する人もいるようです。
by luxemburg (2005-11-28 22:40) 

遙

>ルボックスは、効き目が出るのに時間がかかる
ええ、承知しています
去年から飲んでますから^^

でも、これはお医者さんから
言われたのでね。
新しいのに変えてみようって

コメントありがとうございました
by 遙 (2005-11-30 01:25) 

半共分子

ちなみに、白リン≒黄リン≠赤リンはそれぞれ違います。白リンはそれ自体、湿気のある空中で酸化(発火)しますので、黄リンは、白リンの表面が赤リンで薄く覆われたものだそうです。即ち黄リンの中身は白リンで、化学的に不安定で猛毒です。黄リンは、かつて、黄リンマッチや殺鼠剤として取り扱われていました。赤リンは化学的に安定で無毒で、現代のマッチの箱側の塗剤の成分として使われています。
ダイヤモンドと黒鉛(炭素)の違いのように、白リンと赤リンは、元は同じ元素でも、化学的性質は大いに違います。
by 半共分子 (2005-12-01 13:57) 

朱夏

男脳女脳ネタでお玉さんのところからたどってきてTBさせていただきました。けっこう世の中真ん中へんの人が多いんですね。
by 朱夏 (2005-12-03 21:38) 

榊

どこかの国が攻めてきたらどうするんだろう?
武器も何も持たないで、武器に勝てるはずがないのに。

戦争には行きたくないけれど、
自分たちの政治が自分たちの手で決めれなくなったり、
自分を守る国という後ろ盾がなくなるのはもっと嫌だ。
by 榊 (2005-12-04 10:45) 

ナイトトレイン

 他人と他国を信用せず、互いに信頼できず、話し合いを拒んで、武器と武器、兵器と兵器で争いあって、憎しみを深め合い、文化も歴史も否定し合い、殺し合い、破壊しあって、どうしようもなくなってからやっと、もう戦争は止めようと話し合う。(能力の低い政治家や軍人の歩く道筋は他に無い。)

 「国敗れて山河あり」 民衆、国民を幸せに出来ない国家など、初めから人間が命を懸けて守るには値しない。

 話し合いは100年かけてもそれで殺される人は居ない、しかし、戦争は一瞬で100万人の命を奪うことが出来る。(核の時代だ!) 争い事は話し合いで解決するしかないのだ。

 きみが本当に「戦争には行きたくない」と思っているのなら、「自分達の政治を自分達で決めたい」と考えているのなら、きみが誇りを持って守るに値する国を希求するべきだ。 それは 「戦争を拒否する国」 だ!
by ナイトトレイン (2005-12-04 16:54) 

お玉おばさん

いつもいつも半共分子さんのコメントで勇気となごみをもらってます。ほんとうにありがとうね。なかなかよそのブログを読む余裕が無いのですが、リンクさせてください。
by お玉おばさん (2005-12-04 18:39) 

榊

たとえば、道を歩いていて目が合っただけで殴りかかってくる人とどうやって話し合えばいいのだろう?
家に入ってきた強盗をどうやって拒否すればいいのだろう?
by 榊 (2005-12-10 13:51) 

半共分子

ならば、常に武器を携行しますか?
家に入ってきた強盗は撃ち殺しますか?
それこそ、USアメリカ銃社会で、治安がもっと悪くなります。
目が合っただけで殴りかかってくる人は、滅多に居ませんし、そういう人は、人生において心に傷を負った人が大半でしょう。そういう人は、貧富の差が激しく、社会に恨みと憎悪が蔓延したときに、増えます。強盗だって、社会が豊かで定職が充分あれば、そうそうリスクを犯してまで、踏み込んできません。
戸締りくらいが必要だというのであれば、海上保安庁と、かつての戦力なき自衛隊で充分だと僕は思います。
国際社会においても、武力抵抗運動(いわゆるテロ)の温床はサダムフセイン大統領でもイラクでもなく、「新」「自由」主義、弱肉強食、貧富差拡大の世界こそ、恨みと憎悪の温床なのです。
by 半共分子 (2005-12-12 23:05) 

改憲は内容次第

そういう人は滅多にいないかもしれないが、海を隔てて隣に居るのが現実。
>そういう人は、貧富の差が激しく、社会に恨みと憎悪が蔓延したときに、増えます。
まんま中国のことだね。

貧富の差が激しくて、役人の腐敗が極限まで達して農民暴動が起こる国だしなぁ。
by 改憲は内容次第 (2005-12-13 12:22) 

半共分子

そういう人々(国々)が居たとして、その人々(国々)を挑発したり声高に非難するだけで、向こうの言い分を丸で効かない人(国)は、殴りかかられても自業自得と言うものです。
by 半共分子 (2005-12-13 22:56) 

榊

もし皆に十分なパンが配られれば、確かに戦争はおきないかもしれないけど、
じゃあそのパンはどこから出てきて、どうやって配るの?
by 榊 (2005-12-17 21:07) 

半共分子

そう、榊さんの仰るとおり。戦争と貧困(飢餓)との間には、密接な関係があります。これは貧困だから戦争になるという単純な因果ではなく、因果が巡っているのです。
戦争は、本来、食糧に当てられるべき金銭を、銃火器その他の兵器に当ててしまいます。よって貧困国は、内戦や国境紛争でますます飢餓が進行してしまいます。日本も、資源と食糧においては貧困国なので、もし戦争に参加するとすれば、その運命を充分覚悟しておかなければなりません。
「ほっとけない、世界の貧しさ」スローガンは、間接的な世界平和運動になっていると思います。
世界の貧しさを放置すれば、貧困・飢餓がますます広まり、戦争や内戦もますます頻発し、そのエネルギーが地球上に同時多発的に暴発すれば、世界大戦になり、日本は滅亡するかもしれません。
したがって、世界の飢餓貧困に対して、立ち向かうことが必要になります。
by 半共分子 (2005-12-20 20:13) 

榊

皆パンを配ろうとがんばってるけどどうも上手くいかない。
となると、必ずおなかをすかした人が出てくる。
おなかをすかした人がいれば、戦争やテロが起こる。

もし、戦争やテロが起きるならば、戸締り程度でどうやって守るの?
by 榊 (2005-12-23 13:59) 

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