人民網の靖国評論に覚醒 [平和]
前に、靖国問題について書きましたが、低気温のエクスタシーの記事にあった、中国側の論評に、脱帽しました。
教義の問題に関連してですが、日本の神様には、招魂の対象としての善の神と、鎮魂の対象としての悪の神があるのでした。日本文化の研究も中国の方が詳しい。文学的意味を無視した国歌をいただいているのですから、研究レベルが下がるのも当然ですか。
靖国神社はもともと招魂社ですから、戦死者は善神として祀られているわけです。天満宮のように、悪霊(菅原道真)を鎮魂する神社とは違うわけです。そこには、戦死者を悼む気持ちではなく、戦死者を誉めたたえる気持ちで参拝することになるわけです。そこには、沖縄久米島の事件のような、日本軍に殺された日本人朝鮮人の霊もなければ、東京大空襲の犠牲者の霊も、無いのです。千鳥が淵墓苑も、主に海外戦死者の身元不明の遺骨を合葬しているわけで、いわば靖国神社とセットのようなものです。
悲しいことに、メンフィスからの声の記事にあるように、小泉首相の嘘にまた、マンマと騙されて、靖国神社参拝支持の意見が女性に多くなっているそうです。リフォーム詐欺だけじゃ済まず、宗教詐欺まで手を広げたか。
こうしてみると、無宗教、軍人民間人不問の、戦没者の鎮魂のための施設が、非常に大事なことに思い至りました。60年間ほったらかしにされた、無名戦士、無名国民の霊は、まだ鎮まっていないかも。(仏教徒の戦没霊の多くは、菩提寺で、成仏されていることを信じたいが。)
歌詞の意味もそうですが、メロディーともまるで合っていないと、大学のゼミで音楽好きの先生が言われいました。
スキンも変わって、とてもカッコよくなりましたね。
戦没者を褒め称えると同時に、遺族を満足させるための意味が大きいですね。私も含め、ほとんどの日本人がだれかしら親戚を失っているから、遺族ではあるのですがね。
by 降龍十八章 (2005-10-24 22:59)