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メリークリスマスと南無妙法蓮華経 [平和]

クリスマスが近いですが、私は、近年、あまりクリスマスだと言って祝う気分にはなれません。ジョージ・ブッシュ大統領は、キリスト教の熱心な信者で、イラク侵攻は「神のお告げ」だと言うんですから。人気blogランキングへ

で、南無妙法蓮華経。これは創価学会の代名詞になっていますが、創価学会だけのものではありません。私も仏壇に向かって南無妙法蓮華経と唱えますが、創価学会員ではありません。全日本仏教会に属する日蓮宗、法華宗各派も、同じ題目を用いています。先般、沖縄で平和活動中、逮捕・釈放された木津上人の属する日本山妙法寺も南無妙法蓮華経を用いています。(「上人」は、日蓮系宗派で用いる、僧侶に対する一般的な敬称です。)

日蓮は歴史において、元寇を予言したと言われていますが、戦に備えよといったのではありません。悪政が続けば、戦になるという意味であった。日蓮は実際に元寇があったときに、戦勝祈願の法要を拒絶したといいます。また、元の使いとして来た高麗の使者を鎌倉幕府が処刑したことに激怒したとも伝わっています。

創価学会は信者が多いので、何か事件が起こったとき関係人物に学会信者が含まれる確率は大きいですが、それを言えば、浄土真宗各派や、真言宗各派の檀信徒も含まれる確率も大きいでしょう。

確かに、公明党や創価学会の幹部の昨今の発言や活動には、首を傾げることが多いですが、必ずしも、信徒全員が同じだとは言い切れません。法華経を真面目に読んで解釈すれば、仏教の経典なのですから、「テロの原因はビンラディンだ、でなければサダムフセインだ」などという、単純な因果律的なものの見方は排されるはずで、無益な殺生の最たるものである戦争を肯定するはずもありません。

さて、創価学会では、南無妙法蓮華経の唱題を「祈り」と称することがあるようですが、それは日蓮仏教を外国人に説くときの「方便」ではあっても、他派の信徒である私にとっては、何か違うという感覚があります。人気blogランキングへ


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かものはし

はい。創価学会より何より 各仏教宗派の僧侶および檀家・信徒は断固、不殺生を掲げて静かに抵抗してほしい。9条はその大きな支えのはずだ。と信じる。単なる先祖崇拝だけではないはず。いやこの近現代のそれこそ大部分のご先祖は我々のこの時代への関与対応をどう見ているだろうか。慰霊とは何だろか。
by かものはし (2005-12-30 20:25) 

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